獣の咆吼

備忘録メイン。好きなことをつらつらと。

Ai Furihata “Trip to ORIGIN”

2020年11月14日・15日の横浜公演に参加してきました。

14日は両部現地参加、15日は1部が現地で2部を配信で見てました。

 

いやもうほんとどこから話せばいいかな、そもそもこのぶわっと膨れ上がった感情をどうやって書き表せばいいかな、って思うような。そんなライブでした。

ライブって言い表すのもちょっと違うような気もしてて、それだけ不思議でなかなかない新しい体験だった気がします。どちらかというとショーを見たときに近い体験だったんじゃないかなと。ああ、すごいよかったな……ってじんと沁みて、幸せな気持ちで満たされて、語る言葉が上手く浮かばないような、そんな感じ。

つまりはみんな配信ライブ、23日までアーカイブ見れるから見て? というところになってしまうというか。これは実際見て体験した方が早いと思います。マジで後悔させないので。本当なら現地でこの音を浴びてほしいんですけど、ひとまず配信から見ても損はないと思います。

配信、かなりカメラワークやカット、演出こだわってます。これはPVか? ってレベルですごい美しかったので、なんなら現地で見た人もまた別腹として楽しめると思いますし、オススメですよ。画質もいいのでありがたい。

ちゃんと公式ツイートを貼っておきます。宣伝は大事なので。

 

ふりさん、本当の本当に今までちゃんと歌ったところを見ていないというか。もちろんキャラでライブはしていますけれど、それはキャラであって、本人として歌うところを見るのは初めてなんですよ。個人イベントですら、歌ったことなかったので。

だからどういうライブになるのかな、とすごいドキドキしてて。楽しみなのはもちろんですけど、それ以上に結構緊張もしてました。どのくらい緊張していたかというと、Day1の1部で最初のイントロ流れた瞬間、マスクの下で頬と唇が痙攣してたレベル。見る側が緊張してどないすんねん。

それは会場の影響もあって、ビルボードライブ横浜 、まじ雰囲気がすごい。呑まれる。

ライブ会場というよりは、六本木のクラブとかバーとか、そっちに体感近い雰囲気でした。ちゃんとした大人の遊び場的な。そりゃドレスコード必要というか、ちゃんと指定つけといて正解だったと思います。少なくともオタクの基本装備なTシャツジーパンとかで来るような場所ではない。

Day1の2部には慣れて、お酒呑んでゆっくりくつろげるぐらいにはなりましたけれど(本当に居心地がいいので、若干眠くなるぐらいだった)本当に初回のDay1の1部は正直すごいそわそわした気持ちで待機時間過ごしてましたw

更に言うと、Day1の1部、サービスエリアS席だったのでめちゃくちゃステージ近かったんですよ。えっ、こんな特等席で推しの人生初のソロライブの初回公演見ていいの??? 神様からのご褒美か??? ほぼ0ズレ目の前にマイクスタンドあるんですけど???

※ちなみにDay1の2部はカジュアルセンター、Day2の1部はサービスエリアで見てました。それぞれ色んな角度で見れて楽しかったです。

 

でも始まってみれば、本当の本当に楽しかったというか。夢のような時間でした。

ああ、本当に今まで追いかけてきてよかった。推してきてよかった、って思ってしまったというか。こんな素敵な時間を過ごさせてもらえること、本当の本当にファン冥利に尽きるというか。幸せだなぁって噛みしめてしまった。

このご時世なので、発声禁止のライブだったんですけれど。むしろそれで正解だったというか。声出し禁止をデフォルトにしてもいいんじゃないかって思うタイプのステージでした。ふり本人は盛り上がってくれた方が嬉しいのかもしれないけれど。

拍手と身体だけで音を楽しむ、あの歌と演奏にじっくり聴き惚れる体験。すごく上質で贅沢だったと思います。文字通り正しく音楽をしていたな、って。

ふりさん、あの小さい身体で、すげえ情熱的にパワフルに歌うんですよ。Moonriseの楽曲を聴いてて、意外と歌声低いとか、パワフル寄りだってところはわかってたんですけど。実際に生で歌ってるところ聴くと、想像以上でびっくりでした。

ルビィで可愛いに寄せてたのは、ある意味縛りだったんだなと思えるぐらい、本当に印象が変わると思います。ふりのイメージがルビィしかない人に、ぜひ聴いてみて欲しい。

あと身体が動く動く。特に足元。めっちゃキック入れるやん。1部の衣装はスーツだったので、めちゃくちゃカッコよく暴れてくれましたね。2部はワンピースとヒール履いてるのもあって、1部より動き大人しめでしたけれど、その代わりに腰でリズム取ってたり。女性らしさある動きというか。

そう、衣装もメイクもめちゃくちゃ好みなやつだったので、すごい悶えてました。1部も2部もどっちも好き。1部の衣装はスーツびしっと決まっててカッコいいんですけど、腕上げると、お腹チラ見えしまくってて、そういうポイントが可愛かったり。2部は青い大人なワンピースで、ほんとディナーショーじゃんこれ、って感じで美しい。あとハーフアップ本当に可愛い。でも一番好きなポイントは、両部とも髪に大きなリボン付いてるのがすごい似合ってて可愛い。

 

今回4公演見たんですけど、セトリの流れはだいたい共通ですし、公演別で書くとごちゃごちゃしそうなので、詳細感想は曲別にまとめてみようと思います。

 

M1. プールサイドカクテル

特殊イントロが流れる中、バンドメンバー、そしてふりが入場してきて、そのままするりと曲に入るのが本当に気持ちよかった。1曲目ということもあり、すごく深く印象に残っていて。もともと好きな曲ではあるんですけれど、一番余韻として反芻してしまうというか、ライブ終わってからずっと延々と脳内でこの曲がリピートしています。

とにかく息を呑むほど美しかったんですよ、これ。一瞬でその場の雰囲気を掌握して、空気を作り上げていったと思います。引き込まれるというか。

緊張してるって言ってたし、それが見ててわかるぐらいには伝わってたんですけど。でもそれ以上に、そんなのが気にならないぐらい、最初から堂々と歌っていたなと思います。なんか矛盾してるような書き方になってしまいましたけれど。

正直、こんなに風格出してくるとは思わなかった。初ライブの1曲目から、こんな空気感作れるもん? 本当にすごいとしか言いようがない。

 

M2. CITY

イントロMCもあり、1曲前と打って変わって一気に暴れモードに。それでも歌い出すと、ガラッと雰囲気変わるのだからお見事。バンドサウンドも本領発揮というか、ドラムがガンガン響いてきてよきでした。

高音部分の震えに若干緊張見えるな、という感じだったんですけれど。それも感情と熱の込め方で押し切ってしまうパワフルさがあってすごい。

ラストのジャンプはお約束みたいなところありますけど、2部のヒールで飛ばれると若干ヒヤヒヤしてしまいますw 内田彩という前例が良くない。

 

M3. シンデレラタイム

椅子に腰掛けての歌唱で、じっくり聴かせてくれる演出なのがとてもよかったです。

とはいえ、歌ってる本人すごい暴れてましたけどね足元とかw 回を重ねるごとに全身動くようになっていって、これ座ってる意味そんなないのでは? とちょっと思ったのは内緒です。

歌っている最中、じわじわ身体が右向いたり左向いたりしてて、これ会場にいる人全員を見ようとしてるな? ということに気付いて、あー、ふりさんらしいなとも思いました。配信のDay2の2部ではカメラある影響か、ほぼ正面固定でしたが。

あと配信のカメラカットがすごくて、サビの3分割はなかなかのこだわり。

 

M4. プラスティック・ラブ(竹内まりや

募集したリクエストカバーのコーナー。一番投票数多かった曲とのことです。ふりさん自身も一番歌いたいと思っていた曲だったので、こうやって歌える機会を与えて貰えて嬉しいと語っていました。

正直、このライブで一番うおおって思ったのがカバーコーナーで。オリジナル曲は最初からふりの歌唱だから、イメージ通りというか。すごさが実感しにくかった部分があるんですけれど。カバーだと、基準としての元の曲があって。そうなると自然と聴き比べになるじゃないですか。

え、めっちゃ上手くない??? って。ここで改めて冷静にすごさをまざまざと感じたというか。思い知ったというか。

もともと、Aqoursでも安定感はあるというか。音程は外さない方だし、ここぞというところの力強い歌い方も出来るし、上手いとは思ってたんですよ。ただ、やっぱり目立つような上手さではないというか。わかりやすく上手いなって思われるのは、にゃーちゃんだったり、きゃんだったり、きんちゃんだったりの歌手組なのはわかるんですよ。

それでもキャラ声の縛り外して、ガチでやらせたら、ここまで迫力出るのかって。曲と歌声の相性もあってか、ここまでバチンと綺麗にハマるというか。こんなにも上手いとは正直思ってなかった。推しの贔屓目かもしれないけれど、全然遜色ないじゃん、って思ったんですよ。本当に度肝抜かれたし、ちょっと見くびってた。想像以上でした。

配信だとモノクロで流すという演出で、更に雰囲気あってよかったです。

 

M5-1. Dance in the memories(中原めいこ

1部でのカバー2曲目。これは照明の演出が個人的に一番すごかった曲でした。

ミラーボールの赤いライトが、魚群みたいにぶわってキラキラ回っていて。フレーズごとにステージ照明を落としたり、逆に点けたり。そんな繰り返しが、完全に一つの世界を作っていたような。言葉にしにくい、すごく不思議な体験だったんです。

特に照明落ちてるときが、客席やバックバンドも暗くなって、ステージ上のふりしかいなくて。聴いてる自分と歌ってるふりさんで、空間が切り取られてしまったみたいな。星空とか宇宙とか、なんかそんな感じだった。ほんとにこれを説明出来る語彙力がないのが惜しい。

とにかくすごくキラキラしてて、楽しそうに歌ってるふりしか見えなくなって、一番没入感すごかったですね。願わくばまた体験してみたい一曲でした。

 

M5-2. 悲しみがとまらない(杏里)

2部でのカバー2曲目。こんなん相性ぴったりに決まってるやろ、ってぐらいハマってました。

ふりさんの歌声のいいところ、声の通りの良さと、伸びの気持ちよさかなって個人的に思ってるんですけれど。それが綺麗に出る曲だなって。

サビの「Stop」のとこがスパーンって綺麗に入るのが、本当に気持ちいいんですよ。

感情籠もりすぎて、ちょっとドス利いてる歌い方も、すごく味になってていいと思います。とにかくパワフルさが前面に出てて、聴き応え抜群でした。

 

M6. Yの悲劇

マジであの振り付けやらせるんかい、と正直思いましたが、実際やったら結構楽しかったですw

ほんとに盛り上がる曲だなというか。音源で聴いてたときから思ってましたけど、すっごい聴いてて楽しい曲ですよね。ほんとメロディーがキャッチーで身体が思わず動くタイプの曲。

さっきも感情籠もりすぎて、ちょっとドス利いてる歌い方、って書いたんですけど。これもそうで「中身は嫌がらせのパズル」のところとか、若干ひえってなるぐらい迫力ありました。その後のラスサビ頭の「もうヤダ!」のところが高い叫びで可愛らしいのも、ギャップあってめちゃくちゃ好き。

あと曲中に「行きますよ」とか煽り入れてくれるの楽しい。歌声とMCの喋り声に落差があるだけに、瞬時によく切り換えられるな、ってびっくりもしますが。

 

M7. ラブソングをかけて

予想出来てたワイパー曲。お星様になっちゃう曲で流れ星ワイパーは、文脈的にはちょっと変な笑いが出ますよ。

ここらになると(というよりその前のYの悲劇で楽しくなっちゃうからかな?)だいぶ緊張が解けるようで、Day1の2部の頃から、ラストのフレーズでアレンジかけて遊んでたりしてましたね。かわいい。

あとバックバンドのレジェンドのみなさんが踊ってたりするのもすごくかわいい。

 

M8. OUT OF BLUE

これも本当に照明演出が綺麗だった一曲。Dance in the memoriesみたいに、ミラーボールの光がキラキラしてて星空みたいで、暗めのステージに青いライトがぼんやり当てられてて。まるで水中みたいな。

そんな中で、本当にめちゃくちゃ感情と熱込めて歌ってくれるんですよ。魂振り絞ってるな、って思うような。こういう歌い方をする子なんだよな、って。

音源でもそうですけど、間奏のギターの鳴きっぷりに心揺さぶられる。

一番印象に残ってるのが、Day1の1部で。初回公演だったのもあってか、直前のMCで結構うるっときてて、泣きそうだったんですよ。それを前髪をくしゃってかき上げて、泣くの堪えて、この曲に入ったんですけど。歌ってる最中も、しきりに頬拭ったり、前髪弄ったりしてて、あー頑張って耐えてるな、って。そんな中でも最後まで崩れずに歌いきってて、底力を見ました。

 

E1-1. パープルアイシャドウ

1部のアンコール1曲目。Day2の2部では、パープルアイシャドウも、後述する真冬のシアーマインドも両方やってくれるサービスっぷりでしたね。

2ndミニアルバムの先行公開曲で、現時点でこちらはMVも公開されています。内容についてはまさかの浮気ものドラマで趣味全開吹いた。

MVもある影響か、振り付けが多めの曲で、歌いながら手振りやステップ踏んで踊ってくれるのカッコいいですね。サビの「ジャッジャッ」ってギターに合わせて、小さくジャンプする振り付けすごい好き。

雨の曲なんですけど、妖しさと色気があってよきです。

 

E1-2. 真冬のシアーマインド

2部のアンコール1曲目。Day2の2部では前述の通り、両方やってくれたので2曲目になります。

こちらも2ndミニアルバムから先出しの曲で、爽やかな感じの可愛らしい曲でした。ゲレンデで流れてるやつだこれ! ってなる。

歌詞も「吐息が重なる3秒前」というフレーズからの「3・2・1」のカウントダウンが乙女心あってめちゃくちゃ可愛い。ほんとに可愛いだけの曲か大丈夫か? 真っ当にピュアな恋の曲か? って疑ってしまうのは、あまりに前科がありすぎるせい。

楽しそうにぴょんぴょん跳ねて歌ってる姿がほんとに可愛いし、カウントダウンの指折りとか、スキーっぽい振り付けとかすごくいいですね。めちゃくちゃ好きな曲です。

 

E2. CITY

バンドメンバー紹介からの流れで、ラストにもう一度CITYを持ってきて〆という綺麗な構成よき。

アンコールの方が色々遊んでたり暴れたり、フリーダムで楽しそうでよきですね。

ステージも端から端まで行ったり、バックバンドと絡んで遊んでみたり。本当に、ああ楽しかったなぁ、と笑顔で終われる満足度高いラストでした。

 

以下、覚えてる範囲でのMCとかの箇条書き

・マイクケーブルは自前のものとのことです。

・イヤモニも自分でデザインしてて、すごく気に入ってるみたいなこと言ってた。

・Day1の1部はほんとにガチガチに緊張してるのがわかる感じで(そして自分でもめっちゃ緊張してると言ってた)何言えばいいかわからなくなったからカンペ見ますね、と素直に白状してきたりするシーンもありました。かわいい。

・でも2部では緊張ほぐれてきてたようでよかったです。1部では結構MCもきちっとしてたんだけど、2部ではMCもちょっと自由に話したりする余裕が出来たというか。あと会場が会場だからなのか、若干囁くような、ささめくようなトーンでのMCだったのが印象に残ってます。ゆったり静かに喋ってて、ちょっと珍しかった。

・あとなんだろう。今回のMC、全体的に弱気だったなというか。たぶん茶化したりするシーンが少なくて、本音の部分が多かったからかもしれないんですけど。結構不安の吐露だったり、着いてきてくれたことに対する感謝だったり、これから先も着いてきて欲しいだったり、そういうのが多かった印象です。これはちょっと別途でまとめて後述します。

・会場で出してたオリジナルドリンクやフードの話。CITYカレーはタン塩好きだから、タン乗せてもらったとのこと。プールサイドカクテルはノンアルの方は飲んだそうです。Day1の1部では緊張しすぎてるから、アルコール呑みたいって言ってて笑いました。

・ちなみにプールサイドカクテル、普通にめちゃくちゃおいしかったです。毎公演頼んでしまった。カレーもすごいおいしかった

・衣装について。1部はお腹出しちゃったー、これ元気要素、とか言ってたり。2部は大人な感じで色気出していきますだったり。鼻血出すなよ? の煽りにはちょっと笑ってしまった。正直お腹出しの方がくびれとか見えたり、結構肋骨ギリギリまで見えそうだったりとか、鼻血出そうになりますけど?

・アーティスト降幡愛を好きだって、胸を張ってみんなが言えるようになります、とのことです。今だって大好きだって胸張って言えるんですけどね、こっちとしてはw それでももっともっとすごくなってくれるというなら、喜んで応援するまでですよ。

 

そんな感じで、めちゃくちゃ幸福感高いライブでした。

もう冒頭でも書いたんですが、本当にずっと推してきてよかったというか。ここまですごいことになるとは思ってなかったでしょ、過去の自分って感じ。あの頃ふりに可能性感じて、着いていこうって思って良かったし、そう判断したのを褒めたい。

特にDay1の2部で、2ndミニアルバムの「メイクアップ」の宣伝をしているとき、メイクアップのタイトルは楽曲で着飾った私、みたいなイメージで決めたって話は知ってたんですけど。「自信のついた私を見て欲しい」って言ってくれたんですよ。

ほんとこの数年間が報われた瞬間だと思いました。あまりに嬉しくて不覚にもちょっと泣きそうになったもんな。

だってふりさんから「自信のついた私」なんて単語出るとは思わなかったよ。周りがまあすごい子が多いのもあってか、どうにも自信に欠けてるところがあるというか。いやいや、あなたもめちゃくちゃすごいんだって、自信持ってくださいよって、そんなこと言い続けながら応援してきたんですよずっと。

ここ1~2年は結構自信付いてきてくれたのかなって思えることが増えてきて、結構嬉しく思ってたんですけど。そうやってちゃんと言葉で言ってくれたのはもっと嬉しいし、もうほんとに報われたし満足感で一杯ですよ。

そういう意味では、ちょっと前の記事に書いた通り、ライブでかなり満足して成仏しそうだったというか。ある種のひとつのゴールには辿り着いたな、って気持ちになりました正直。

 

けどまあ、まだまだ目は離せないんだろうなとも思いまして。前述した通り、ほんと今回のMC、全体的に弱音のようなものも見え隠れしたというか。ここまで振り切ったアーティスト活動をすることに対して、ファンが着いてきてくれるかは、かなり不安だったんだろうなってところが見受けられました。

みんなに受け入れてもらえるか不安だったとか、ふりりんはもっと可愛い曲が良かった、イメージと違う、って言われないか心配してたとか。だからこんなにいっぱいの人がちゃんと着いてきてくれて嬉しいし、感謝してます、みたいなことを結構毎公演言ってた印象があります。

特にDay1の2部とか「遠くに行っちゃった、って思わないで欲しい」「ライブとかイベントとかいっぱいやりたいし、みんなに会いたいタイプなんです。もっともっといっぱい会えるようにするから、会いに来て欲しい」とか。

極めつけがDay2の2部。「別に歌だってそんな上手くないし、別に可愛くもないし、ほんとに取り柄もない」って。だからそういうとこやぞ! っていう。

自分に誰かが着いてくる、ってことに対する重さとか、貴重さとか。そういうところをちゃんと知ってるし、そこに対しての感謝を忘れないところは、本当にふりのいいところだと思っていて。だからこそ、周りに人が集まってくる人なんでしょうけれど。それとこれとは別というか、あまりに自分を低く見積もってしまうところは、時にはそういう着いてきてくれた人に対する侮りにもなるんだぞ、と。

そりゃあ上見ればキリがない世界と言いますか。歌が上手い子だって、すごい可愛い子だって、探せばいっぱいいるのはきっと事実でしょうけれど。私たちが愛してるのは、他でもないあなたなんだし。本当に、そんな卑下するようなライブじゃなかったですよ今回。めっちゃ上手くてびっくりしたし、すごい可愛かった。

みんなの光があるからこそ、自分は輝ける、ってとこを月に喩えて「Moonrise」というタイトルにしたというアルバムですけれど。これだけ眩しい月があるかよ、って本気で思ってますからね。でもその眩しさに力が必要だって言うんなら、一握の星屑に過ぎませんけれど、必死になってこれからも追いかけてやろうって思うんです。

だから一種のゴールだったけれど、また新しいスタートだったなと。

 

会場の一人一人、全員と目を合わせようとしていたのを知ってるし。前にも書きましたけれど、毎回のごとく「会いに来てくれて」なんだよなって。こっちこそ、会える機会を作ってくれて、会いに来てくれてありがとうですよ。

「みんながいないとダメなんです、ついてきてください」なんて言われなくたって、食らい付いてやりますとも。これから先もずっとついていかせて下さい。

とりあえずまずはバースデーライブも、Zeppツアーもまた楽しみにしてますよ。

本当に素敵な時間をありがとうございました。