獣の咆吼

備忘録メイン。好きなことをつらつらと。

THE IDOLM@STER SHINY COLORS MUSIC DAWN -PAMPHLET DOCUMENTARY MOVIE-

前の記事で別途書きますと言ってたパンフ特典のBDの話。

ほんとはふりのライブ前に書き終えたかったんだけど、長くなってしまいそうだったのでのんびりちまちま書き溜めてました。

なんでわざわざパンフ特典について記事を書こうかと思ったかというと、キャストが演じてるアイドルについて語るという、こういうのすごい欲しかったんですよ! ってレベルのインタビュー動画だったからです。

下手しなくてもパンフより本編ですよこれ、特典でつけていいんですか(というよりこれを文字起こしするとかなりガッツリになりそうだから、動画にしたんでしょうか?)

たぶん本来はこれ、2ndで出す予定のものだったんじゃないかというか。2周年というところに焦点当ててる話なので、今同じようなインタビューしたら、また違った話が聞けるのかなとも思います。

 

それについて感想書く前に、キャストがキャラを語ることについて、私の個人的見解とスタンスについて軽く書いておきます。

個人的には中の人の解釈が必ずしも正解だとは限らないと思っている派です。

創作上のキャラクターについては、多くの人の集団幻覚のようなものといいますか。関わる多くの人の見えている面を貼り合わせて、一つの像にしていくものといいますか。そういう多数の人たちによって組み上がっていく仮想人格だと思っています。

実在する人間に対しても、接する人によって見える面が違うように、キャストから見えるキャラクター像や、シナリオライターから見えているキャラクター像、そういったものが組み上がって、一つのキャラクターを成していると思います。

(そして公式ではないものの、キャラクターイメージという虚像には、ファン側のイメージというものも、もちろん影響していくと思っています。これは実在する人間でも同じです)

ただ唯一、実在する人間と異なる点があるとするならば、それを正しい正しくないと判断出来る核が、本人という一つには定まらないという点でしょうか。本人というものがいないので。

チエルアルコから引用するならば「この魚の気持ちは、この魚にしかわからない」、そしてその魚からの答えは、得ようがない状態です。

だからこそキャラ本人ではない中の人の解釈は、絶対的な正解というわけではないと思っています。

ですがアイドルたちに一番近い存在は、やはりキャストであり、そこに息を吹き込むことについて、めちゃくちゃ大きな部分を担っているのもまた事実だと思っています。

特にこういう2.5次元もあるコンテンツの場合、ほぼほぼ運命共同体に近く、ライブでのパフォーマンスや、ふとしたMCの一言に、キャラがブレて重なって感動した体験のある方は多いのではないかと思います。

違う人間ではあるんだけど、やっぱり魂の色や形がどこか似てるのだろうなといいますか。だから関係ない個人番組でもときどき幻覚とかめっちゃ見えたりするんだよ。キャストが思い描くキャラは、やっぱりほとんど正解に近いものだと思うんですよね。

すごい長く言い訳のようなものを並べましたが、端的に言えば、絶対的な正解だとは思っていないけれど、キャラ解釈の参考としてはめちゃくちゃ重要度が高い意見だと思っている、みたいな話です。だからこういうインタビューすごいありがたいし、大好きやねん。

そういうスタンスなので、普段キャスト興味ないよって人にも、すごく必見な情報が含まれた特典だったよ、という主張がしたいだけです。だからみんな買って?

 

下記、特典BDのネタバレ込みでの感想を含みますが、どちらかというと今までを振り返っての、アイドルとキャストさんへの雑感みたいな内容を個人ごとに書いていく予定です。どれだけカード引けてるかとか、深く追ってるかとかは人によって異なるんで、文章の濃淡が違うのは許して。

 

・櫻木真乃役、関根瞳さん

1stライブで初めて見たとき、ほんっと度肝抜かれたというか。その胆力みたいなものにめちゃくちゃびっくりさせられたのが印象に残ってます。

当時高校卒業したてぐらいの、最年少の大センター。重圧が一番かかっていてもおかしくないポジションなのに、とにかく笑顔で楽しそうにニコニコしていて、堂々としている様子にセンターの器や風格を感じました。

頼れるセンター、って感じではないですけど。それでも頼もしいセンターだな、と思ったといいますか。ぐいぐい引っ張っていくようなタイプではないけれど、そこにいるだけで安定感があるような、そんな印象。そういうところがCatch the shiny tailのときの真乃を思い出すような。たぶんひとみんが真ん中にいてくれるだけで、すごくこう、シャイニーカラーズっていうひとつのまとまりになるなと。

で、インタビューなんですけど。一番印象に残っているのが感謝祭で記憶を飛ばしたこと、っていうのがもうすさまじいんですよ。記憶がなくなるぐらい集中してて、真乃と同じ目線になっていた、っていうのが。あんなほわほわしてるように見える感じですけど、そういう部分の入れ込みというか、負けん気の強さだったりはほんとに思うというか、こういうところがセンターに立てる強さなんだろうなって。

真乃のセリフとして印象に残っているのがCatch the shiny tail全般で、この話をきっかけに、真乃が自分を晒け出すようになってきたし、一緒にセンターの意味を考えたし、考えていきたい、と言えるのが本当に頼もしいんだよなぁ。

 

・風野灯織役、近藤玲奈さん

普段のあまりの癖の強さというか、独特さに印象染められがちですけど。ちゃんとしなきゃいけないところは、結構頼れるというか。ライブとかのMCの頼もしさは、結構信頼置けるなと思っています。それはそれとしてイルミネ二人にぶっ飛んだ話を投げ込むのはやめてあげて。

印象に残った話でリリイベのことを挙げてるんですけど、会場のプロデューサーさんたちと距離が近くて嬉しい反面、逆にドキドキ緊張した、って言っているところが、ああ灯織だなぁと思います。

そして灯織のセリフで挙げているのが「少しだけ自分が好きになれた気がします」なのが本当にわかりみしかない。そこをきっかけにイルミネとの仲も深まっていったし、灯織の表情が柔らかくなって、それが嬉しい、と。

2周年を迎えての感想も、これまでは目の前の課題を一個ずつ乗り越えていったけど、これからは経験を活かして、余裕を持っていきたいみたいな心境なのが灯織と重なってていいなと思います。

 

・八宮めぐる役、峯田茉優さん

個人的に、この人がシャニマスにいてくれて本当によかったNo.1。シャイニーカラーズが一つにまとまってやっていくのに、やっぱりイルミネが一番大事な位置を担ってると思うんですけど。そのイルミネがうまく回っていくために、一番重要だったのがだまゆだなぁとマジで思っています。マジでだまゆいなかったらシャニマス成り立ってないって。

トーク回しの上手さだったり、フォロー力だったり。あとは本人が元々めちゃくちゃアイマスが好きなガチPなの、本当にありがとうとしか言えない。そういうオタク気質が良い方向に転がっているというか。先輩たちに緊張はしながらも、人懐っこくコミュ取っていける辺りはめぐる感あるし、そういうコミュ力の高い子がセンターユニットにいるの、恩恵がすごい大きいんですよね。

インタビューですが、チエルアルコの収録が半年以上前で、めぐるの繊細な一面を表現するのに苦労した。涙を流すところの演技が、もっとうまく出来たんじゃないかと後悔があって、しばらく実装されなかったから、これはお蔵入りになるのではと思っていた、みたいな話とか。印象的なセリフでトロイメライの「ばいばーい! まだ学校で……」を挙げて、限界オタク早口トークかましたりとか。2周年コメントで、シャイノグラフィやDye the sky.の好きな部分や収録のときの話をしてて、そういう話を聞きたかったんだよ! みたいなのをわかってるのが、本当にすごい信頼。

 

・月岡恋鐘役、礒部花凜さん

1stのときに恋鐘がアンティーカの絶対的センターだということについて、顔とパフォーマンスでめちゃくちゃ説得力を与えてきたし、トークに関しても周囲に介護されまくるリーダーで、完全にアンティーカの幻覚見せてきたんですよ。

最初どこまでが天然で、どこまでが狙ってるのかわからなかったというか。正直に言うと、こいつこえーなというか。なんだこいつ、みたいな若干底知れなさや胡散臭さあったし、本能的な警戒があったんですけど。あ、これマジで素でこうなんだな、ってわかってからは、底知れなさや胡散臭さはなくなりましたね。でもやっぱりなんだこいつ感はある。いい意味でも悪い意味でも目が離せない子だなと。

恋鐘と似てるかと言われたら、冷静に考えると要素的には似てない部分が多いなって思うんですけど。それでもびっくりするぐらい恋鐘そっくりなんですよね。ここの不思議さが、魂の色形ってあるんだなぁってマジで思います。特にアンティーカは似てる似てないじゃなくて、中外で同じ魂してるんだな、って思うことが多くて、パフォーマンスしててもトークしてても、まんまアンティーカだなとブレて重なる率が高い。

インタビューでも恋鐘の前向きさポジティブさに最初はうまくリンクできなかった、というところを語っていて、やっぱりそこは違う部分なんだろうなと思うんですけど。それでも1stライブで、一心同体になれたという話をしてるのでよかったなと思うのと。印象的なセリフに「他のどこでもなくて、この、283プロダクションに来られて、よかった」を挙げてるのも、恋鐘と同じ気持ちになれたから、と語ってますけど。本当にシャニマスだったからこそ、このメンバーだったからこそ、というところは一緒だっただろうなと納得があります。

 

・田中摩美々役、菅沼千紗さん

もうほんと見た目の再現度の高さですよね。うわ摩美々が現実にいる、ってめっちゃ思いましたもん。ちょけるところとか、結構周りを見てるところとかも、すごく摩美々だなって思います。

あとすごい気遣いしいですよね。初期シャニラジとか喋るときに名乗ってたりしてたの、すごい出来る人だなと思いました。地味に調整役になりがちなところも摩美々らしいというか。アンティーカが遠慮なく打ち解けていくのに、エピソード聞いてる感じ一番貢献してるなと。その結果、なんか人間関係に沼形成してるのはあえて突っ込みませんが。

印象深かったことに、リリイベで初めて摩美々の髪型になった瞬間を挙げていて。本人としても、やっぱりこの再現度は感動があるんだなと言うか。たかが見た目と言えば、それまでかもしれないけれど。そういうガワから合わせることで、キャラを纏うと言いますか。これも一つの魔法なんですよね、キャラを演じる、下ろすという意味で。みんなで作り上げる偶像なんだよな。

セリフでは「私は、誰にも捕まらない、複雑なパープル」を挙げてて。これ限定コミュのセリフなんですけど、摩美々の原点が見えるセリフなので、とてもわかりがある。

 

・白瀬咲耶役、八巻アンナさん

最近はポンコツ面白お姉さんの印象に寄ってきてますが、それでもアンティーカでは介護側というか、良識ある頼れる人だった、はず……最近怪しいとか言わない。

でも逆を言うならば、それだけ緩んでるところを見せられるようになったということでもあって、そこらは絆が深まっている証拠ですし、咲耶と重なるところもあるなと。あと歌声が力強いというか、アンティーカは声の層が厚くていいですよね。咲耶の声が入ると本当に綺麗に締まる。

1stライブの話をしていて、咲耶だったら泣かないんじゃないかと思って、千秋楽の挨拶は笑顔でいよう、と思った話や。印象的なセリフで「人と人との繋がりは美しい」を挙げていて。自分は人付き合いが苦手で、最初はピンときていなかったけれど、咲耶と一緒に歩んでいく内に、繋がりってこういうことなんだと思えるようになった話とか。咲耶との出会いが、色々良い方向に転がったと思ってもらえること、すごく幸せなことだなと思います。

 

・三峰結華役、成海瑠奈さん

昔の記事でもう語ってますけど、ほんとにシャニラジで初めて喋ってるのを聞いたときの癖の強さと、1stライブのパフォーマンスの強さでWパンチ食らったんですよね。三峰で聞いてて演技もうまいし、推しや担当としての贔屓目抜いても、才能ある子だと思うので、色々挑戦して活躍して欲しいなと。

でもやっぱり三峰Pとしての視点で言えば、1stの最後の挨拶が印象深くて。1日目、2日目昼までは泣いたりせずに「目薬差した方がいい?」とか茶化していた側だったのに、千秋楽最後の最後であれはズルいですよ。完全に三峰だったもんあれ。プロデューサーさんの誇れるアイドルになれてましたか、とか。三峰をプロデュースしているプロデューサーさんに後悔させたくない、とか。本当に三峰Pでよかったと思ったし、それがあったからこそ、全幅に信頼寄せていいなと思えたところがあります。

結構おちゃらける方というか、だいたいへにゃへにゃしてますけど。実はかなり空気読む方で、気を回しがちみたいなところも、すごい三峰と共通するところで。多分見えてる面や、印象として思われてる面以上に、根が真面目で色々考えてるってところ、やっぱり三峰の中の人なんだなぁと。

ステージに立つとプロデューサーの反応が見えるから、三峰と一緒に歩いてきてよかったなと思うし、重ねる度に違う気持ちを知れるから、これからも三峰と二人三脚で歩いて行きたい、って。その歩調の合わせ方が好きだなといいますか。瑠奈が三峰のことを語るとき、「おてて繋いで」って感じの表現がよく出てくるなってずっと思ってて。こういうところが、最終的に好きになった部分なんだろうなというか、信頼置けるなと思った部分だったりします。「やっぱりプロデューサーと一緒だと、退屈なんて感じてられないね」というセリフが、自分と思ってることと一緒で同じ気持ちになれる話とかもいいなと思う。

でも何より最後の2周年コメントで、結華わからねぇ、って思われることも多いかもしれないけれど、見捨てずに一緒にいてあげてほしい。結華もプロデューサーを見捨てることはないので、とか。そこのコメントの大半が、方向性は若干異なるとはいえ、まんま瑠奈自身にも当てはまるなと思うし、言いたいことなんじゃないかなってところ。そこに一番、魂の重なりを感じるなと思ったりします。これからも三峰のその手をぎゅっと握って、離さないで一緒に歩いてあげて欲しい。

 

・幽谷霧子役、結名美月さん

MDの感想でも書きましたが、本当に上達が目に見えるなというか。そういう努力をきちんと重ねてくるところ、偉いと思いますし霧子なんですよね。

どちらかというと一歩引いてしまうところがあったり、不憫なところもあったりしますが、霧子と一緒に自分も前に出るってところ、頑張って欲しいと思っています。

で、努力の人なんだろうと思うのが、印象的な出来事の話でもそうで。リリイベのことを振り返ってるんですけど、そのときは全力で精一杯やったけど、今振り返ると拙いところがあった。でも霧子も最初はそういう感じだったんじゃないか、って感じているところとか。だからこれからも成長していく、ってところで。霧子と一緒にこれからも頑張ってくれるんだろうなと。

印象的なセリフで「プロデューサーさんは……エビさん……ですから……」を挙げてきてちょっと笑ったんですけど。これはプロデューサーの夢の話だから、普段の霧子と違ってコミカルなお芝居にした、というエピソードを聞けたのはよかったです。

 

・小宮果穂役、河野ひよりさん

1stライブで見て、めちゃくちゃ度肝抜かれた人その2ですね。担当という部分があるので瑠奈は除外して。1stライブを見たとき、思わず目が惹かれたというか。うわこの人すげえ、絶対後々化けるって思わされたのが、ひとみんとぴよの二人でした。

まずそもそも、ほんとに果穂が剥がれないんですよ。徹頭徹尾ずっと果穂でした。その上でMCの言葉が本当に胸を打つことを言ってくるというか。思わず泣かされそうになったMC率ナンバーワンで、特に「プロデューサーさんは私たちがレッスン失敗しても、WINGで優勝出来なかったときも、いつでも優しく支えてくれます」みたいな感じから始まるMCがあって。もう映像で残ってないもの(1日目か2日目昼かも忘れてしまった)なのでふわっとしか覚えてないんですけど。そういう思い出ボムからの感謝の言葉浴びせてくるところ、それはマジでズルいやつだと思います。ほんと1st全公演映像くれ。せめてMCだけはくれ。

千秋楽の挨拶だけ、最初から泣いちゃってちょっと素が見えたんですけど。それでも果穂を被せた挨拶をしているうちに、果穂に元気を貰って立ち直っていくの、マジで一番度肝抜かれた瞬間でした。これ本物だし、化け物だなと本気で思ったもん。

初めてリリイベを迎える前は、セリフを通して果穂の見ている景色を想像していたけれど、実際にリリイベを迎えて、そのときに心から小宮果穂役にさせてもらえたとか。かと思えば印象的なセリフは「見ない顔ですねぇ……!」を挙げてて(まあそりゃあ印象的だろうなとは思いますがw)ちょっと面白かったり。そういうところのバランス感覚がうまい。

 

・園田智代子役、白石晴香さん

シャニにハマって最初に声優一覧見て、唯一名前が分かるというか、見たことあるなってなったのがはるすでしたね。まあそらアシリパさんとかもやってるしな。

なんだかんだ一番真っ当というか、癖が強くない常識ポジだなぁと思うのですが。それはそれとして、しっかりしてるかというと意外とそうではなく、ポンコツなところが見え隠れするところが愛嬌だなと。そういうところもちょこ先輩っぽい。

ちょこ先輩、コミカル要素が多い子なんですけど。同時になんでメインじゃないの? ってぐらい主人公属性でもあって。その両方の振り幅に対応出来る演技力はさすがだなと思います。

そして印象的な出来事で1stライブを挙げてるんですけど、緊張とかしていた中で、朗読パートがあって、そこで一回智代子を演じることで勇気を貰った、ちゃんと智代子が自分の傍にいると思えたという話、すごいいいなぁって。ちょこ先輩は友達思いで、そこがきっかけにアイドルになる子なんですけど。だからこそ、そうやって寄り添ってくれてるのを感じられたとするならば、すごくちょこ先輩らしいんだよなって。

それは印象に残ったセリフにも表れていて「『誰かのために頑張る』んじゃなくて、誰かのために『私がアイドルでいたいから』頑張るって」を挙げたところですよね。ほんとうにちょこ先輩らしいというか、ちょこ先輩そのものを指すセリフだと思います。

 

・西城樹里役、永井真里子さん

樹里の声と、素の声の可愛らしさのギャップに地味にびっくりした人。

金髪ショートでわりと見た目も樹里のイメージまんまだったので、あっ地声結構可愛らしいんですね? って。1stの最後の挨拶で、樹里の声で挨拶する前に、失礼します、って一言入れてたのがなんだか印象に残ってます。そうね、樹里ちゃん口悪いもんね……そういうところが優しさ一等賞が共通して見えてよき。

そしてそのことはインタビューでも触れられていて、樹里は金髪で口も悪くて、アイドルに向いているのか? をずっと悩んでいる子だと。そんな樹里にプロデューサーがかけてくれた言葉が「樹里らしくていい」という言葉で。それが自分にも刺さって、自分らしくていいのかなと思えた。そういう風に樹里に教えてもらうことが多い、というのがとてもいいですね。

「――アタシたちは、いつもこうなんだ」というセリフを挙げて、樹里にとって今のユニット活動が居場所になっているのかなと。イベント内の過去の部分では、メンバーを指して、あの子たち友達? と聞かれて、そうじゃないと答えていた樹里が、そう言えるようになったことを思うと、頭に残っているという話もすごくわかる。

 

・杜野凛世役、丸岡和佳奈さん

なんで凛世声キープしたまま放クラ曲とか歌えるんですか???

いやまじで地味にめちゃくちゃすごいことしてるよこの人。地とあんなに違うのに、どうしてそれキープして出来るんですかマジでびっくりだよ。ソロコレ聴いてビビるもん毎回。

凛世どこ? とか、バクライとか、奥歯とか、八海山とか。ネタに事欠かない感じのやべえ面白お姉さんと化してますが、どちらかというとあれ、めっちゃ空気読んでやってる理性の人なのもわかるというか。あえて狂人になりにいってるだけで、真面目ないい人だなと思います。オーディションの10年この子を愛せますか、のエピソードほんとに好きなんだよな……

印象的な出来事は、それこそ最初の出会いと言っていて。大人しくて大和撫子なイメージが強かったからこそ、放クラでの活動で印象を覆す出来事がたくさんあって、凛世の日々の積み重ねが印象的を更新しているという話。それはたぶん凛世に触れた人全てが思うことだろうなと思うんですけど。そういうとこのギャップは、なんだかんだわかさまも凛世に通じるところがあるなと思います。

「ぎりぎり義理」を挙げて、凛世だけでなく放クラのメンバーみんなの思いやりが詰まった言葉だ、って。そういうこと言えちゃうそゆとこやぞ、わかさま。

 

・有栖川夏葉役、涼本あきほさん

一番印象に残ってるのが、もうこちらも記録映像ないのでぼんやりうろ覚えなんですけど、1stライブ2日目昼の挨拶で。「私は有栖川夏葉にはなれない」という話をしたんですよ。夏葉は鏡の中の存在で、そ夏葉を私は絶対超えられない、みたいな旨の話(そしてその後ろで聞いてたぴよが、首を横に振っていたのもとても印象に残っている)

そこはどうしても演じるものとしての、人間とキャラクターの差異ですし、別の人格なのだからどうしたって同じものにはなれなくて。そこの難しさを、すごく理解して実感してる人なんだなと思いました。それでも、出来る限り近づこうと足掻いたり、努力してくれようとするところに、私は中の人に対しての敬意や感謝を持っていますし、そういうところが好きだなと思っています。

そして本人はそう言うけれども。そこからの千秋楽の挨拶、夏葉を被せての「プロデューサー、今日の私は輝いていた?」「当然よ! 私は有栖川夏葉よ!」の宣言がね、もうね。やっぱり、そういうとこのプライドやストイックさのようなものは、間違いなく夏葉なんだよなと思うのです。あと初島合宿のアスレチック。あれもすごいプライドや根性を見た。

こちらも印象的な出来事に、初めて夏葉と出会ったときを挙げているんですけど。オーディションに受かったことを語るのに「夏葉と一緒にいることが決まったよ、と連絡を受けた」という言葉のチョイスですよね。それだけでもなんかジンとくるのに、大学で聞いたからボロ泣きして、サボって事務所に確認に行って、マネージャーさんに「この子だよ、この子と一緒にこれから歩いていくんだよ」と言ってもらって、初めてアイドル姿の夏葉の立ち絵を見せてもらったというエピソード、こっちまで感動させられる素敵なエピソードだなと思います。

印象的なセリフに「座禅ってすごいのよ!」を挙げてて、ちょっと意外なチョイスだなとも思ったんですけど。この言葉に夏葉の良さが詰まっている、と理由を聞いてすごく納得したというか。そうやって理由を並べて語れるところも夏葉だなと思いますよ。

 

・大崎甘奈役、黒木ほの香さん

この人がシャニマスにいてくれてよかったNo.2。トーク周りの器用さというか、安定感がずば抜けててすごいんですよ。真面目にやるところと、笑いに走るところのバランス感覚とか、空気を読みつつ結構ぐいぐい攻めて喋ったり、引っ張っていけるところとか。ボケもツッコミも回しもフォローもいける万能さ。これ、努力を重ねた才能の類いだと思いますし、その頭の回転の良さを発揮できる子、なかなかいないと思ってます。特にユニット代表枠メンバーで集合する機会だと、ほのけいなかったらこれ無理なのでは? と未だに思う。

あとMDの記事にも書いたけど、真っ先に「ありがとう」が叫べるというところ。そういう人柄が出る部分が好きだなと思うし、そんな気の回し方だったり、器用さだったり。それでいて結構泣き虫だったり、そこらが甘奈に近い部分なのかなと。マイクの持ち方のこだわりとか、色々と見せ方に対しての上手さみたいなのも持ってるので、そのまま伸ばしていって欲しいところ。それとトークの器用さで言うと、インタビュー前の撮影時点で、作ったパン見せながら「これを食べて病院行ってね☆」を言うところ既にずるいんだよなw

印象的な出来事に1stライブでシャイニーカラーズ全員揃ってステージに立ったこと、と全体の話を挙げてくるのも、らしいなと思いますし。Multicolored Skyでみんな各々フリーダムに歌ったり踊ったり、プロデューサーに語りかけたり、そういう時間が素敵だと感じたというところ。そういう視野の広さは、きっとこれからのシャニマスにすごく大事になってくるだろうなと。

それでいて一番最初に収録したセリフだし、一番最初にプロデューサーからもらった言葉だから、「双子座より輝くアイドル」を印象に残ったセリフに挙げて、ここを目指していけばいいんだなって思ったエピソードは、すごく甘奈と重なる部分だなと思います。

 

・大崎甜花役、前川涼子さん

この人も歌ってるときの甜花声のキープっぷりがすごい。めっちゃ安定感ある。

感性が若干不思議というか、変わってるなと思うことは多々ありますが、基本的には常識側の方だとは思います。なので結構越境に出しても安心して見ていられる感じ。あと1stライブ前に集まろうって、ほぼ全員集合のクリスマス会の方だったかな? なんかそういうやつの幹事、声かけしたのがりょんちゃんらしいですね。そういうのを率先して声かけ出来るのいい人だ。

印象的な出来事に、最初は自信がなかったのに、最近のカードではお人形さんみたいなモデルの仕事や探偵役のドラマの仕事だったり、ひとり喋りのラジオの仕事だったり、色んなジャンルの仕事をさせてもらえるようになったという、甜花の成長を挙げていくところ。甜花に対して、見守るお姉さんとしての距離感なんだなぁと。

アルストロメリア、なんか……一番……大事じゃ、ない……!」のセリフを挙げて、こんなにも言うだけで胸が張り裂けそうになるし、反対言葉でそれを言うことでアルストロメリアが大事だということを、甜花にとって一番強い気持ちで発した言葉だし、大事なシーンだったと語るところや、2周年コメントで新人プロデューサーさんをもっと増やして、283プロをもっともっと羽ばたかせていきたいし、甜花を魅力的に演じられるように頑張るので、一緒に羽ばたいていきましょうというところ。その最後の一緒に、ってところに甜花が見えるなと思います。

 

・桑山千雪役、芝崎典子さん

めちゃくちゃ感性が不思議な天然お姉さん。みんなに愛されてるなぁと思う。

エピソードに事欠かない人だと思うんですが、でも一番何が印象的かと言われると、やっぱり1stの千秋楽挨拶です。年齢非公開のメンバーもいるし本人も年齢非公開のはずなんだけど、最年長の典子が言うからこそ、めちゃくちゃグッときてしまったというか。なんなら一番泣きそうになったMCですからね。ほぼ同年代だし。

千雪に出会ったことで夢を持てるようになって、その結果がソロデビューしようというところまできたのですから、本当にこれは大きな出会いだったんだろうなと。千雪は間違いなく、人に夢と希望を与えたアイドルなんですよ。そのことに泣きそうになってしまう。

印象深い出来事にシャニマス内の話ではなく、他作品の人も出ていたりするフェス系のイベントを挙げて、シャニマスをもっとたくさんの人に知って欲しい、千雪の魅力を知って欲しいと思って立つのですごく緊張するし、一杯考える。でも千雪も大きなライブに立つときは同じ気持ちなんだろうな、と気持ちが重なるのは楽しい、と言うところ。そういう自分や役に向き合う姿勢、GRADの千雪に通じるところがあるなと思います。

セリフだと「遠慮しない」という言葉を最初に挙げていて。年賀状で出てきて強気な千雪だと思った話から始まって、その後の薄桃色で、千雪とはずっと考え方が似ていたけど、そこで初めて自分と違うなと思う部分が多くて、台本貰ったときも号泣して、これは読めるのだろうか? と思ったけれど、千雪の心に寄り添って収録したときには涙が出なくて千雪は強いなと思った話や、そこの報酬カードコミュでも「遠慮はしないんだ、もう」というセリフが出てきて、遠慮はしないってこういうことなんだなと。

もう一つが「3人でアルストロメリア」で。この言葉はアルストの話で何回も出てくるけれど、意味合いも積み重なっていく内に毎回変わっていくから印象的と、2つを挙げていました。

 

・芹沢あさひ役、田中有紀さん

またずいぶんなパフォーマンスお化けを連れてきたな? って思った。

いやもうライブの時のスイッチの入り方ですよね。スンッてなるの、まじであさひ。ああいう天才気質のキャラクターって、やっぱり現実で再現するのは相応に難しいと思うんですけど。あさひの幻覚ちゃんと見えますもん。

印象的なことの話をするのに、まずライブが好きで、という話をするのがあさひですよね。ライブまでの間にあさひを演じて、ユニットもまた成長していって、それを披露する場だからライブ全般が印象に残っている、というの。あさひもそうかなっていうか、ライブまでに色んなことを練習して出来るようになって、それを見せる場がライブですからねやっぱり。

そういう積み重ねの話は、セリフにも表れていて「できないとこはできるようになるまでやるっすもん」を挙げていて。決め台詞でなく、自然に出てきた言葉だからこそ、いつもあさひはそれをしてきたんだろうなと思えてすごい、と。

 

・黛冬優子役、幸村恵理さん

いやもう、エピソードの一つ一つがとにかく冬優子なんだよな。

ストレイの他二人がパフォーマンスお化けに対して、未経験。それでもそれを言い訳にはしたくないと言って食らい付いていく姿。あまりに魂が黛冬優子。

リリイベとかを除けば、最初のステージがサマパのパシ横で、それでもなかなか大きいのに。その次にはもうバンナムフェスで東京ドームに放り込まれてるんですよ。そんな中で、ちゃんとあれだけのパフォーマンスを見せられる意地。すごく強いなと。

印象的な出来事は、歌って踊るというパフォーマンス全般を挙げていて。冬優子の想いを背負って立ってる、と言っていたので、そこがきっと譲れない意地の源でもあるんでしょうね。

セリフは「……これも、ふゆのほんとの笑顔です」を挙げていて。冬優子がちゃんと自信をもって、アイドルふゆとして立ったのがその日なんじゃないかと。冬優子は自分はキラキラしたものとは無縁だとちょっと諦めがあった中で、WINGシナリオの出来事があって成長して、覚悟を決めた瞬間だったんじゃないかなと。アイドルふゆとしての印象的なセリフだそうです。

 

・和泉愛依役、北原沙弥香さん

和泉愛依がまんまいる。なんだこの完全に愛依ちゃんとしか言いようがない人。

喋ってても愛依ちゃんだし、パフォーマンスやらせるとストレイライトの和泉愛依になる感じ。そもそもあんなにお腹出してて見栄えいいのがすごいって。

なにより元アイドル、パフォーマンスの練度がやっぱ抜けてますよね。そういう部分含めて、本物の和泉愛依を連れてきた、って感じがします。

印象的な出来事を聞かれて、愛依と言えばギャップ、と迷わず答えていて。ステージのミステリアスな姿もそうだし、習字が得意というのもそう、と。見た目は活発そうなのに、お家は大家族だったり。部屋も和とヒョウ柄と、愛依を知れば知るほどギャップが出てくると。そしてその包容力に支えられているとのこと。

印象的なセリフは「プロデューサー行ってくる」で、最初初めて言ったときは、プロデューサーにクールキャラを提案された後で、そこで初めてスイッチを入れたつもりで言った。でもだんだんと意味が変わっていって、プロデューサーが作ってくれた道だから、プロデューサーをがっかりさせたくないという部分は残りつつも、ストレイライトを背負ってだったり、GRADでは一人で戦うという壁を背負ってだったり。そういう「よし」というスイッチを入れるための言葉になっていったとのことです。

 

・浅倉透役、和久井優さん

ノクチル勢はどうしてもまだ履修が浅いというか。このご時世のせいもあり、まだ表に出る機会も少ないのがあって、これからじっくり見守っていきたいなと思うところでありますが。それでもまあ、まーた不思議なタイプの人がきたものですね。

透の前はあさひもオーディション受けていたって話がありますが、そういう系統だよねというのは納得があります。それでもあさひよりはやっぱり透の方だなとも。いい意味でふわふわ掴み所がない感じが。

MD1日目のパフォーマンス後に、真っ先に泣いたところも印象に残っています。そうだよね、表に出る機会がなかったから、プロデューサーからの反応もわからないし、受け入れられてるかわからなかったところありますもんね……次こそは大歓声で迎えたい。

印象的な出来事は2つ挙げていて、1つ目がまず意味深な出会い、もう1つがテレビ局に行ったとき、知らないスタッフさんに挨拶されてるシーンで、そういう透のオーラのようなものを感じられるからだとのこと。

印象的なセリフに「イエーイ」を挙げてて、あのけだるげな感じがお気に入りだそうです。

 

・樋口円香役、土屋李央さん

MD1日目のパフォーマンス、にこりともしなかったのが本当に円香でした。

本人はどちらかというと人懐っこい印象を受けるといいますか。それでもああオタク……と思う瞬間が多々あり、面白い子だなと思います。あとついったない分なのか、みほりんの写真毎回出してくれるの、地味にいいやつだなと思う。

印象的な出来事に天塵のシナリオを挙げていて、円香は影で努力はするけど、100点は取りに行かない。円香の努力の方向は、透と並ぶためにあって、ノクチル自体もまだアイドルとしてよりは幼なじみとしての話で。今後アイドルとしての欲が出てきて、もっと高い目標を円香が持てたときに、同じ景色を見られたらいいなと語っていました。

印象的なセリフにミスター・○○シリーズを挙げてて、よくそんな人を煽る言葉がポンポン出てくるな、って言われてるのは笑いました。

 

・福丸小糸役、田嶌紗蘭さん

もう表に出たときのおどおど具合とかがマジで小糸。でもだんだん慣れてきたところはありますね、いいぞ。

でもそれでいてシャニラジの握力測定回で、かわいい声出しながら最高記録叩き出したのには笑いました。最近は色々シャニ周りでの個人番組の出張が多いので、仲良くなっていって欲しい。

印象的な出来事は、SSRの【ポシェットの中には】のコミュで、小糸が上手くいかなかったり、不安だったりと葛藤していく中、諦めずに物事に対して、ひとつひとつコツコツと自分なりにどうやったらいいのか積み上げて、一つの夢を叶えているところが嬉しかったし印象深かったと。そしてその夢を叶えたことで、新しい夢や目標が出来るので、そうやって小糸のアイドル像に近づけたらいいなと。

「わたしは、アイドル……283プロのアイドル、福丸小糸なんですから……!」をセリフで挙げるのも、すごくよくて。これは小糸が初めて心から自信を持って言えたセリフとのことです。

 

・市川雛菜役、岡咲美保さん

ノクチルの初シャニラジは、ご時世でリモートだった記憶があるんですけれど。もうしょっぱなっから雛菜だ、ってなった覚えがあります。まあ人懐っこく喋る喋る。雛菜うるさい、って言われてしまうのが想像つく感じ。

印象的な出来事は、オーディションの話をしていて。なんと雛菜では受けてなかったとのことで(いや結構他のアイドル受けてて、今の担当の子を受けてないエピソードは他の人もいるのですが)、急遽「雛菜ちゃん受けてみませんか?」と言われて、そこで初めて雛菜の過去や背景等の設定を確認して、一から雛菜を作っていった瞬間が、その時間だったそうです。

印象的なセリフは「雛菜はね、雛菜がしあわせ~って思えることだけでいいの」を挙げていて、このセリフがたまらなく好きだそうで。好きな理由はいくつかあるけれど、まず1つが、これがPVで初めて出たときの、雛菜の最初のセリフであったこと。それと最初に聞いたときは、自分が幸せならそれでいい、自由な子なのかな? みたいに誤解を生んでしまいそうなセリフだけれど、でも自分がちょっと悩んでいるときとか、演じてないときでも、このセリフを思い出すと肩の荷が下りる。そしてこのセリフが出てきたときは、雛菜として身が入るから大事にしていきたいセリフだそうです。