獣の咆吼

備忘録メイン。好きなことをつらつらと。

~chara・melt・room~ No.302、303

もはや定例行事となっている内田さんのキャラソンライブに行ってきました。

本来なら2020年の9月12日に行われる予定でしたが、ご時世により1年の延期を経ての2021年9月12日開催となります。ええ、そうです。9月12日というのがミソです。ほんと一年後もちょうど休日で良かったね……

chara・melt・roomは全通まではしてないものの、No.1、No.2とどっかしら行くようにはしてたんですが、今回もう日にちが9月12日ということで、これは絶対なんかあるだろ、これは絶対外せないだろ、と期待して行ったわけですが、いやー、予想以上の愛を頂いてしまったな……と。詳しくは後述しますが。

で、キャラソンライブなんですが、前身(って言っていいのか?)のオクトーバーフェストのときからそうですが、ほんと演じてきたキャラのキャラソンだけでライブ組める上に、最近は多すぎて選びきれないってなるぐらいなの、本当に声優としては名誉なことですよねえ。それだけ多くのキャラを演じてきたし、多くのキャラソンを歌ってきたって事ですから。

そう、本当に色んなキャラの曲なんですよ。コンテンツのジャンルによっては、1キャラでたくさんの曲を歌ったりするので、曲数自体はライブ出来る人もいるとは思うんですけれど。ここまで多彩なキャラの曲でライブ出来る人、そこまで多くないと思うんですよね。だからこそ結構ものすごいことしてると思うし、本人の趣味で好き勝手にやってるとはいえ、こうやってキャラに久々に会う機会をくれることに、ありがたさを感じています。

だからこう、多分内田さんの意図とは外れるんで、あんまり大きな声では言えないんですが。個人的にこのキャラソンライブ、感覚的には帰省というか、お盆の墓参りに近いというか……もうなかなか会えなくなったキャラに久々に邂逅するために行ってるなと思っています。いやまあ実は内田さんの演じてるキャラ、ことりぐらいしかあんまり見たことないんですけど。なんとけもフレすら未履修。

 

今回ブロックがきっちり設定されてたので、ブロックごとにざっくり感想。

1:ぶる~べりぃ♡とれいん

もはや鉄板のOP。階段から落ちたりというトラブルは今回なかったものの、303ではマイクを壊してしまう(なんか蓋が外れた?)というトラブルあり。内田彩のライブが最初から最後まで無事に終わるはずがないだろいい加減にしろ!

前日は見送ったんですが、301ではマイクの送信機落ちたとかいうレポも見かけたので、ほんとこの人変わらねえなという顔。

この後MCでグッズのマラカスについての話あり。思ったより音が大きいものになってしまったので、静かに振ってね、みたいな話。

 

・アイマリンブロック

2:The Boon! / Wave the Remember

3:Sunny Days / Marine Mirage

4:Dive to Blue / DEEP BLUE SONG

アイマリンも気付いたらめちゃくちゃ曲増えてますねえ。内田さんが歌ってるアイマリン曲が9曲あるので、3公演で全日替わりでやったようです。

でもやっぱり目玉は302のDive to Blueでしょうか。ほんと1番最初の曲にして1番強い曲だなと。流れた瞬間、会場揺れたもんな。私もキャラソンライブで目的にしてる曲の1つなので、聴けてありがたい。303だとMarine Mirageが好みです。

 

けもフレブロック

5:ようこそジャパリパークへ

6:なかよしマーチ / きみのままで

7:だーよだーよマンボ

コール出来ないのが辛いジャパリパーク。でもおそらく今回の目玉はだーよだーよマンボ。誰だよこれ歌おうって言ったやつ!

あの内田彩が、BEAUTIFUL≠SENTENCEすら生で歌う内田彩が、歌いきれるか心配だし実際歌いきれない曲が出るとは。いや早口を若干噛んでミスったとはいえ、ほぼほぼ歌えてるのマジでおかしいんですが。しかもラッキーさんで。

とか思ってたら303では綺麗に歌いきってしまってすごい……と言いたかったところですが、またマイクぶっ壊してスタッフさんに直してもらってたので、結局トラブルなしには終わらない内田彩クオリティ。そして直してもらってる間、マラカス振って踊ってるのフリーダムすぎて可愛い。

???「マラカスここで使えたから充分でしょ」

 

・色々作品ブロック

8:BEAUTIFUL≠SENTENCE

9:OPEN YOUR CHRONICLE / progressive-漸進-

10:TA・BE・GO・RO@ガール / ホメホメワンダホー

11:ガール・ミーツ・ガール

キャラソンライブ定番曲の1つBEAUTIFUL≠SENTENCE。これを聴きに来たと言っても過言ではないぐらいには好き。こちら固定枠でよかったです。

なんかもうなんてこともなく普通にやりやがるのでここまで書くの忘れてたんですが、キャラソン歌う時、本当にシームレスにスイッチがパチンって変わるように、声が変わるの、結構すごいですよね。人格ごとスイッチあるんじゃないかってレベル。

でも歌詞間違いとか、ペンライト点けられないとか、やっぱり内田彩クオリティ(

 

ストライクウィッチーズブロック

12:君の翼に憧れて

13:ブックマーク・アヘッド / Over Sky

本来なら2020年でROAD to BERLIN直前のタイミングだったはずのストウィブロック。

でも終わった後だからこそ、収録時の話とかいろいろ聞けて良かったのではと。

 

14:スパッと!スパイ&スパイス

これも定番になりつつある曲。コール、コールを入れてえ……! 楽しくてめちゃくちゃ好きな曲です。

そういえばMCで今回のセトリは工夫をしたとのことで、盛り上がりすぎるとご時世的にあんまり良くないけれど、盛り上がる定番曲も歌いたいので、考えた結果細切れに入れて、途中にMC入れてクールダウンタイム作ればいいんじゃないかと思い立ったそう。でもそれはのんびり聞けるセトリとは言わない。マジで言わない。

 

ここで第1部終了。換気と衣装チェンジ兼ねて休憩タイム。本当に前触れもなく着替えてくるねーでいきなり客を放置するやつおる???

しかも再開は結構テキトーにしれっと始まる。急いで戻ってこようとする客に「今くだらない話してるからゆっくりで大丈夫ですよ」「走ったら追い出すからね」って言うのやめなさいw 優しさなのはわかってるけれどもw

 

ラブライブ10周年&ことり誕生日祝いブロック

15:好きですが、好きですか? / 告白日和、です!

16:永遠フレンズ / 小夜啼鳥恋詩

17:Wonder ZoneWonderful Rush

18:どんなときもずっときっと青春が聞こえる

19:SUNNYDAY SONG

というわけで今回のメインな2部。2020年だと思って聴いてね、とのことだったので、どちらかというと10周年お祝いしたかったというのがメインだった様子。公式が全然なんにもやらないから自分で祝っちゃえ、みたいなロックなところ好きだよ内田さん……

302ではWonder Zoneの前の曲振りが「ことりがセンターの曲で」だったので、前日301のセトリもあり、みんなWRだと思ってたところでのWZだったので、(声出してはいけないんですが)うおおおおおって思わず会場から声が上がってましたね。

303については告白日和からの小夜啼鳥は重いんだよ! って思ってたら、その後のMCで「愛が重い感じのセトリになっちゃいました♡」とか言ってて、か、確信犯……!

歌いながらハートのバルーン抱えたりと可愛らしいことしてたんですが、302ではパンチ食らわせてたりと内田さん自身が垣間見えて笑ったのと、だからこそ303はガチで南ことりで震えました。

SUNNYDAY SONGは、みんなで歌いたいって言ってるのでラブライブ公式はマジでフェスを早く開いて下さいお願いします。

 

303のみEC

20:スピカテリブル

いやもう、もうほんとこれよ。これが全てだったよ今回のライブ。

chara・melt・roomの最終公演のみおまけのアンコールがあるのは定番となっていたんですが、毎回その枠はぷわぷわーおだったわけですよ。まさかここでスピカテリブル切ってくるとか、誰一人予想とかしてなかったでしょマジで。

「あああああああああああああああああああ」って会場が絶叫した(※何度も言いますが声出しは禁止です)し、後ろの席の方だったんで会場全体がよく見えてたんですが、マジで半数以上崩れ落ちた瞬間を見ましたからね。無事に立っていたオタクの方が少ない。ついでに言うと会場が混乱の極みにあって、歌い出しはほぼ聞こえなかったw

スピカテリブル、ことりのもう一つのソロ曲であり、それこそμ'sの1stライブしか披露されていないという曲なんですが。まあそもそも公式ライブだと、なかなかソロを歌う機会はなかったので置いておくとして、キャラソンライブでもことりソロ曲ながら頑なに選曲に入ってこなかった曲なんですよ。

それは一言で言えば、内田さんの強いこだわりであって、曰く「ことりのソロっぽくない」に集約します。

これについては賛否両論あると思っていて、個人的にはスピカテリブルほどことりの内面を描写してる曲はないと思ってるんですが。内田さんの意見自体も結構納得はあって。彼女にとってたぶん南ことりとは、ふわふわして可愛い砂糖菓子みたいな女の子であるし、そうあって欲しいんだろうなと。ちょっとの毒気があるときもあるけど、それは甘さの中に含まれるピリリとしたスパイスというか。そういう悪戯っぽい小悪魔要素でしかなくて。こういうじっとりと湿気のある生々しい子では、あってほしくないみたいな……ある種の夢とか憧れなのかなって。

まあ、そういうこだわりみたいなものをファン側も知っているわけで。だからこそ、スピカテリブル聴けたら思い残すことないなーとはみんな言ってたりはしても、本当に歌われる日が来るなんて、マジで誰も思ってなかっただろうと。

10周年のお誕生日なので、今日は最後にこの曲を、とは言ってて。たしかにいつものぷわぷわーおではなさそうな曲振りではあったんですが、10周年のお誕生日だからこそ、本来だったら絶対チョイスしてない曲だったと思うんです。

だからおそらくですが、これは本人が歌いたかった曲でも、ことりに贈った曲でもなくて。内田さんの純粋なファンサであって、この曲を贈られたのはたぶん私たちファンなんだと思うんですよね。

今回は配信もちゃんと用意されていたし、見たい人は見れる環境をきっちりすぎるぐらいに整えていて(キャラソンライブっていう版権大変なライブで、そもそも配信もやるの結構すごいことではある)見るか見ないかは、こちらの意思にかなり委ねられていたライブだったと思うんですが。その中でちゃんと見ることを選んだ、ここまでちゃんとついてきたファンに対して、きちんとこういう風にご褒美じゃないですけど、感謝の気持ちを込めてこの曲をチョイスしてくれるの、本当に愛ですよ。

こういうことをしてくれる人だから、信頼してるし好きなんだ。ちゃんと忠誠誓ってて良かったです。マジで心残りが一つ解決しました、本当にありがとう。

 

という感じで、まさかの心残りを一つ解いてもらって、成仏させられるのはこっちだったみたいなオチになったわけですが。最初にも書いたのですが、本当に久々に南ことりに再会する機会を与えてもらって、楽しかったです。

途中のMCで「作品は会いに来れば、いつだって会える」と言ってらしたんですが。逆を言えば、作品は会おうと思わなければ、いつまでも会えないものということでもあるんだろうなと。作品はいつだって見てくれるのを待つ側であって、私たちが手に取らない限り、キャラは私たちに会いには来てくれないですから。きっといつだって終わってしまった作品と閉じてしまうのは私たちの側なんだよな。

だからこそこうやって、定期的に作品に会いに行こうとする、という機会を作ってくれることがありがたいなと思うのです。

また来年もやるかな。やってくれると嬉しいな。