獣の咆吼

備忘録メイン。好きなことをつらつらと。

Ai Furihata “Trip to BIRTH”

ふりさんお誕生日おめでとうございます!

 

ということで、2021年2月18日・19日、ありがたいことに4公演参加させていただきました。しかもサービスエリアS席なのでまーじで近かった。前回のORIGINのときでビルボードの素晴らしさは思う存分堪能させて頂きましたけれど、やっぱいい会場ですね。雰囲気もいいし、お酒もご飯も美味しい。

去年のふり文イベ in 長野でも同じこと書きましたけど、誕生日っていう本当に特別な一日をファンと一緒に過ごしてくれる、お祝いさせてくれるって、これ以上ない愛だと思うんですよ。今回、まだ緊急事態宣言下ということで、開催出来るのかドキドキしてましたけれど。開演時間早めたりと、そういう対応で開催する方向に頑張ってくれたこと、本当に嬉しいことだし、ありがたいことだなと思います。

2019年は当日にふり文誕生日放送があって喜んでて、2020年は日付跨ぎ放送からのリアルイベントでめちゃくちゃ嬉しかったのに、2021年はとうとう前日と当日にソロでライブって。ほんと、こんな嬉しい未来は想像してなかったなぁ。

今回も25日まで配信アーカイブあります。カメラワーク、今回もめっちゃ凝ってるのでぜひぜひ! 現地にも行って配信でもまた浸れるの最高すぎるんだよな……

配信周りが整ってきたの、唯一コロナの影響で良かった点だと思います。

公式ツイートはこちら。宣伝は大事。

 

もうORIGINの感想とほんとほぼ被っちゃうような感想になっちゃうんですけど、まじでふりさんのライブ、満足度高いんですよ。夢のような時間を過ごした感じというか。

Day2の1部のMCだったかな? ふりさんが「心の中で歌ってもいいし、身体を動かしてもいいし、聴き惚れてもいい。それぞれの好きなように音楽を楽しんでもらえれば」みたいなことを言っていて、それってすごく素敵なスタンスだと思うんですよね。

音楽の楽しみ方って、人それぞれ違ってもいいはずのもので。どういう形であれ、楽しめるのが一番だと思うんですよね。音に合わせてノッて踊りたい人もいれば、静かにじっと聴いていたい人だっているわけで。ただどうしても場のルールやノリというものがあって、楽しみ方が衝突してしまって譲歩しなきゃいけないこともあると思うんですけれど、楽しむこと自体はそれぞれでいいと思うんですよ。

そういうの引っくるめて、譲り合いしつつも、みんなが楽しめるようなライブになるのが一番だなあって。

で、ライブハウスで盛り上がるのも、もちろん大好きなんですけど、一方でこういうじっくりと落ち着いた雰囲気で聴くライブも最高なんだよなと。前者はわりと色んなユニットやアーティストで体験できますけど、後者って実はなかなかないんじゃないかというか。正直わりと盛り上がってナンボみたいなところありますからね、オタク界隈。

そういう意味で、めちゃくちゃ貴重な体験させてもらってるし、こういうライブが出来るの、ふりさんだからこそだと思うんですよね。おそらくZeppに会場を移した1stライブツアーは、また雰囲気変わると思っていますし。その一回一回を大事に噛みしめて楽しみたいなと思います。

Day1とDay2だと、Day1のがどちらかというと緊張してなかった感あったというか。今回は最初から楽しそうですごくよかったですね。あとバックバンドのレジェンドのみなさんですよ。踊ってたり、クラップ警察やってたり、そちらも楽しそうでついつい目が行っちゃったり。みんな楽しくやってくれてるんだなぁというのが伝わってくる、温かいチームで本当に何よりです。やっぱりそういうとこがふりの愛される才能というか、人徳なんだよなぁ。

衣装は今回も2パターン。Day1の1部とDay2の2部が同じで、チャイナ風のロングドレスの下にズボンが見え隠れするの可愛かったです。Day1の方のお団子シニヨンも似合ってましたし、Day2の一つ縛り三つ編みもよかった。Day1の2部とDay2の1部はお人形さんみたいな可愛い感じのドレスでした。乗せてるハットがすごく可愛かったのと、上半身がニット生地なの好きってなりました。ただDay1のときは、右肩の部分が何回もずり下がってて撫で肩……ってなってたw 世代じゃないんで詳しくはないんですけど、Winkにだいぶ寄せてる衣装って感想も結構見ましたね。

 

今回も感想は曲別に行きたいと思います。

 

M1. パープルアイシャドウ

暗転して特殊イントロからの、バンドメンバーとふりが入場してきたときの、あの始まるんだっていうドキドキ感は、何回味わってもいいですね。ORIGINのプールサイドカクテル始まりも一瞬で雰囲気作ってましたけど、パープルアイシャドウも強いというか。じっとりとした感じの始まりになったかなと。

ギターの音の鳴きっぷりが本当に好き。それに呼応するみたいに、情感たっぷりに歌ってるのすごくよき。あとジャッジャッのところのジャンプする振り付け、本当に好きなんだけど、バンドメンバーも飛んでてニコニコしてしまった。

 

M2. RUMIKO

まずとにかくステップが可愛いんですよこれ。でも衣装で結構印象が変わって、ドレスの方だとすごいおしとやかで優美な感じなのに、チャイナの方だとズボンでステップの途中で足開く動作が見えるので、カッコよくも見えるっていう。

これ前曲のパープルアイシャドウと対になってて、男性目線の曲なワケですけれど。衣装によって歌われる側と歌ってる側みたいな想像膨らむ感じ、いいですね。歌い方もちょっとカッコつけようとしてる感じに取れるところ好き。ただ歌ってる最中にキメ顔で指招きしないでそれは人が死にます。

 

M3-1. シンデレラタイム

Day1の1部と、Day2の2部の時の曲ですね。ORIGINのときもそうでしたけど、衣装2種で片方はズボン系のカッコいい系、もう片方はフェミニンなドレスって組み合わせなんですけれど。やっぱりズボンの方が動きやすいのか、めっちゃ暴れてるのはそっちなんですよね。

なのでシンデレラタイムを、そっちの衣装に合わせてきたというのはそういうことで。ステップ踏みながら、めっちゃ動く動く。全身で歌ってるって感じがして、すごく楽しそうでいいなと思います。そういう風に歌いたい曲ってことなんだろうなと。

「Ta la la」のところの溜める感じの歌い方が好きです。

 

M3-2. ラブソングをかけて

一方でDay1の2部とDay2の1部はこちら。ワイパーでの会場の一体感がすごい。

今回は歌い方のアレンジとかはかけてなかったですけど、序盤からこういう曲入れてきて、声の出せない中、盛り上げてくれるのはいいなと思います。声出せるようになったら、ラララはみんなで歌うんでしょうか。

ふりさんがワイパーするとき、全身でめっちゃ大きく手振ってくれるのが地味に好きポイント。

 

M4-1. 悲しみよこんにちは

カバー曲コーナー。こちらはDay1の1部とDay2の2部。

この曲、個人的に元々好きな曲で、ORIGINのときにリクエストで投げていたものだったので、歌ってくれてめちゃくちゃガッツポーズしました。

いやあ絶対合うと思ったんですよ。優しく語りかけるような歌い方されたら、絶対刺さると思ってたので、ドンピシャで来てくれて嬉しかった。ふりさんの歌声、音の伸びが気持ちいいのでそういう部分でもよかった。

あと間奏のミキティさんのサックスがめちゃくちゃカッコ良くて痺れた。

 

M4-2. 愛が止まらない

期間限定ユニット「まばたき」と言ったところで吹いてしまった。

衣装の時点でなんとなく読めてた人は読めてたみたいですね。振り付けもバッチリ決まっていて、すごい見応えありました。後で原曲MV見たんですけど、本当に再現度高いですねこれ。歌い方もすごく寄せてて、こっちもすごい多くの人に見て欲しかった感あります。なので期間限定と言わず、復活をお願いしたいところ。

個人的に二人のマイクスタンドの高さにすごく差があるのが、なんかいいなって思ってしまった。

 

M5. 桃源郷白書

2ndミニアルバム、問題の一曲w

チャイナ服の方はこの曲合わせですが、そういえば去年の誕生日もふり文 in 香港上映会イベだったので、チャイナ服でしたねってことを思い出しました。

振り付けで頻繁に出てくる手で犬? を作る振りは、悪い狼とか狐とかのモチーフですかね。朗々とした歌い方がすごくマッチしてて良かったです。でもやっぱりサビのラストのところでキメ顔しないで本当に人が死ぬ。ニヤって笑われたら、そりゃあ爛れてもおかしくないぐらいに人が落ちますわ。

 

M6. OUT OF BLUE

みんなに感謝の気持ちを込めて、と歌ってくれた一曲。

この曲を中盤に置けるっていうのが、もうすごいなと言いますか。ORIGINのときはそれこそトリの曲だったんですよねこれ。すごく感情を込めていて、魂振り絞ってるような熱量だったんですよ。

で、今回はいい意味で少し力抜いて歌えてたのかなというか。込めている感情や熱量はもちろんそのままなんですけど、ちゃんと自分の歌としてコントロール出来ているような。そんな印象を受けました。

一人一人に届けたい、って言ってますけど。ふりさんのその言葉は、かなり本気本心の重いもので、マジで会場一人一人、全員と目合わせようとしてくれるんですよ。ビルボードっていう箱の大きさだから出来ること、って言ってしまうことは簡単だと思うんですが、きっと会場が大きくなっても、ふりさんならやってくれるんだろうなと思います。そういう人だから好きなんだ。

 

M7. Yの悲劇

みんな大好きYADAの振り付け。そのポーズすると降幡喜ぶんで、じゃあないんですよw

Day2でFenderのギターがステージに追加されてたのは、おっ、て気になってたんですけど、千秋楽公演でとうとう装備してましたね。ネックぶつけたり、歌ってる最中に床にぶつかりそうでヒヤヒヤしたのは内緒だ。けど結局エアギターなんかーい! ってところまで含めて最高でした。いつか本当に弾いてくれたら嬉しいけれどもw

なによりサックス生演奏が追加されたことで、さらに迫力増してていいですね。本当にめちゃくちゃ楽しい。こういう盛り上がれる定番曲があるのは強い。

 

M8. SIDE B

からのこの繋ぎは予想出来てた。予想は出来てたけどめっちゃアガりました。

Dメロのシャウトがほんとそれよく出るな!? ってぐらいドスが利いててよい。一番個人的に迫力あったのはDay2の1部でしたかね。凄み利かせすぎて、ちょっと声上擦ったのがぞわぞわして好きでした。

あと演出もすごくて、アウトロの電話のコール音で完全に照明落としちゃうの、本気でゾクッとしました。配信だともっとエフェクトかかっててやばい。夢に出そうなレベル。

 

M9. ルバートには気を付けて!

M7~M9まで間髪入れずに連続でぶち込まれたので、本当に休む暇もない。

締めの曲と言うことで、楽しそうに伸び伸びと歌ってたのがすごく良かったです。ふりの歌声で好きなところ、声の伸びが力強いところなんですけれど、この曲は本当にそこが気持ちよくていいですね。好きすぎて逆に語る部分がないw

 

E1. CITY

アンコール1曲目。ステージ背後のカーテンが開いて、六本木の景色をバックに歌うCITY、あまりに最高でした。

やっぱりどちらかというと夜景の方が、曲イメージ的にもぴったりで、もともとの開演時間が遅かったのも、両部ともちゃんと夜景にしたかったんだろうなと。会場がビルボードライブ東京の時点で、この演出は取り入れてくるだろうなと思っていたんですけど、実際に見て本当に鳥肌ものでした。すごい感動した。

昼間も開放感あってよかったですよ。下がスケートリンクだったのは、実は後から知りました。

Day1の2部とかでは、この気持ちは――の後に、愛してる! って言ってくれるアレンジとかしてました。そういうとこやぞ!

 

E2. うしろ髪引かれて

今回の初出し新曲枠。春の別れの曲だそうです。

ふりさんのことだから穏やかな春にはならないだろうなと思っていましたが、なんだろう、春の嵐って感じの曲でした。すごいバンド映えする感じ。

Bメロの高音の裏声がすごい透明感あって好きで、ルビィのAtPの冒頭の部分を思い出しました。あれがちゃんと綺麗に出るのがすごいと思います。なのでそういう声が活きる曲がきてくれて嬉しいです。歌詞も早くじっくり読んで確認したいですね。

 

E3. 真冬のシアーマインド

こちらも盛り上がり枠。やっぱりみんなで手拍子揃ったり、振り付け真似できる曲はいいですね。声を出さずにこういう盛り上がり方が出来る曲いいなと思います。

ラスサビ部分の最初のスリー・ツー・ワンの手拍子で一瞬ブレイク入るアレンジがすごい良くて、あんなにピタッと演奏止められるんだなぁと感動がありました。

あとnishi-kenさんが後ろでクラップ警察してたの本当に微笑ましい。

 

以下、それ以外の部分の話。

・この状況下なので、不安に思いながら来てくれた人が多いと思いますが、安全面第一でやっていますし、みんなも気を付けてくれていると思うから、今日は音楽を思いっきり楽しんでいって下さい、っていう信頼の投げ方なんですよね。手洗いうがいしっかりしてみんな健康でいましょうね。

・ここまでみんなが連れてきてくれた、ってふりさんは言うんですけど、こっちとしてはこんな素敵な会場、ふりさんのおかげで連れてきてもらったんですよね。絶対ふりに出会ってなければ、縁遠い場所だったと思いますし。推しのおかげで色んな体験をさせてもらってるなと思います。

・千秋楽公演だけ、アンコールのときにサプライズとして、ふりさんへのメッセージを紙に書いて掲げるという演出がありました。見事に決まってなにより。うるっときてた瞬間を、ちゃんと見れたのはよかったですね。本間さんも登場で、本当にいいチームに恵まれて良かったなあと思いました。蝶ネクタイさっき買ってたってバラされてるのは少し笑ったw

・今回のオリジナルフードはバースデープレートだったんですが、めっちゃボリュームあっておいしかったです。大人様ランチって感じ。ハンバーグがすごい肉ぎっしり詰まってるって感じでした。

 

今回、冒頭でも書いた通り、本当に席が近くて。どれくらい近かったかっていうと、実はDay1で眼鏡を忘れたっていう大失態をやらかしたんですが、それでも表情見えるじゃん! ってなるぐらいの位置でした。

ドレスコードの話してるときに、耳指したらイヤリング気付いて下さったり、ハート送ったら返して下さったり、はーーーーーもう無理だが??? としか語彙がなくなるんですが。本当にこう、ファンのこと思ってくれてるよなぁってところが、どこまでも好きすぎる。

1stライブツアーのタイトルがApolloに決まったわけですけど。Moonriseからの月面旅行だろうなって思ってたら、まあその通りだったんですが。プロデューサーが本間さんなのもあって、ちょっとニヤリとするタイトルですね。

そしてMoonriseからの繋がりで、自分は人見知りだし、太陽か月かって言われたら月だ、って言ってて、みんなの光のおかげで輝ける、と。

でもたとえそうだとして、その光を集める力があるのがふりさんなんだよなと思うんですよ。周囲からの期待をちゃんと背負って、光に変えてくれる。そういう意味では、なるほど月というのは言い得て妙だなと思います。MCの話に戻りますけど、みんなが連れてきてくれた、って。そうやって私たちファンのことを、ちゃんとまるっと背負ってくれて。一緒に行こうと、ついてきて欲しいと手を伸ばしてくれる、そういう誠実さや距離感が本当に好きだなと思います。

ついてきてくれるかな? って臆病に不安がったりするくせに、ついてきた人にはちゃんと信頼を投げてきてくれるところ。そういう部分があるから、その信頼に応えたいなぁ、応えなくちゃなぁと身が引き締まるんですよね。

人前に出るのは苦手と言いながらも、ライブが楽しくて大好きだと言う。それはきっと、みんなで楽しいって思える空間を作り上げられているからで。ふりさんがそう思える空間を今後も作っていけるように頑張りたいなと。

どこまでもアクセル踏んで宇宙まで飛び出して行ってくれ、って言ってたら本当に宇宙旅行になるとは思わなかったよ! 1stライブツアーもとても楽しみにしています。

改めて誕生日おめでとうございました。またふりさんの周囲に愛と笑顔が溢れる一年でありますよう祈っています。